先日センター試験後継の共通テストが行われました。
受験生は息つく暇もなく二次試験の対策中ですね。
今回からリスニングの配点が筆記試験と同じ100点になりました。何度かこのブログでも触れましたが、リスニング力は一朝一夕でつくものではなく、しかも長い間日本の英語教育は文法・読解が中心だった為、今でも学校や塾ではほぼ手付かず状態です(そもそも35人~40人クラスでどれだけALTの先生が頑張っても限界があります)。
筆記試験の単語レベルは平年並みでしたが、イギリス英語のスペルが多く(米スペルrealize→英スペルrealise等)引っかかりを感じる生徒さんがいたかもしれません。また二つの答えに選択肢が6個示されたり(6個も!!)、本文から想像して答えなければいけない等、やはりセンター試験とは別の試験だなと感じました。
ただ、アクセント問題(この問題が現役の時一番嫌いでした)や文法、熟語を使った並び替え問題は無くなり、時間内で大量の英文をどれだけ正確に理解するかを計る高校生版TOEICのようにも感じました。
共通テストがより実践的な問題になったことで英語が得意な生徒と苦手な生徒の得点差はますます広がるでしょう。外国語を学ぶという事は本来とても刺激的で楽しいものです。英語
が「勉強」になる前に触れられたら、中高6年間英語に苦しむ生徒さんは減るだろうなと思います。
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